Alerts
Alerts では、サーバー停止、RCON 接続障害、プレイヤー数、FPS の変化を監視し、履歴や Discord Webhook で通知できます。
アラートルールは Plus / Premium 向けの機能です。オーガニゼーションで共有された対象サーバーでは、オーナーのプランが適用されます。
利用条件
Alerts を利用するには、次の状態になっている必要があります。
- Plus / Premium 相当のプランを利用している
- Rust サーバーがアカウントに登録・選択されている
- プレイヤー数・FPS 条件を使う場合は、Metrics のバックグラウンド収集が有効になっている
アラートの基本機能に Oxide / Carbon や Rust Control Station 連携プラグインは必要ありません。
Free プランでは Alerts のナビゲーションがロックされ、ページを開いた場合はアップグレード案内が表示されます。
監視できる条件
ルール作成時に、次の条件から1つを選択します。
| 条件 | 発火条件 | Metrics 収集 |
|---|---|---|
| サーバーダウン | ゲームと RCON の両方に接続できない | 不要 |
| RCON 不通 | ゲームは稼働しているが RCON に接続できない | 不要 |
| プレイヤー数が〇人以上 | オンライン人数が閾値を超えた | 必要 |
| プレイヤー数が〇人以下 | オンライン人数が閾値を下回った | 必要 |
| サーバーFPSが〇未満 | FPS が閾値を下回った | 必要 |
プレイヤー数の境界
プレイヤー数条件は厳密な比較です。たとえば「以上」で閾値 50 を設定した場合は 51 人以上で発火し、「以下」で 10 を設定した場合は 9 人以下で発火します。閾値と同じ人数では発火しません。
サーバーダウン
A2S によるゲームサーバー確認と RCON 確認の両方が失敗した場合に発火します。
単発の通信損失で誤通知しないよう連続失敗を確認するため、実際の停止から通知まで数分かかる場合があります。
RCON 不通
ゲーム本体は応答しているものの、RCON だけに接続できない状態を検知します。
この状態からゲーム本体も応答しなくなった場合は、RCON が復旧したとは扱いません。サーバーダウンを別ルールで監視すると、ゲーム停止と管理接続障害を分けて確認できます。
死活監視ルールの組み合わせ
通常は サーバーダウン と RCON 不通 をそれぞれ作成します。片方だけでは、もう一方の障害状態を通知できません。
プレイヤー数・FPS
Metrics の最新サンプルを使って判定します。バックグラウンド収集が無効、または最新値が古い場合は判定不能となり、新規発火も自動解消も行いません。
新しいルールを作成する
- サイドバーで対象サーバーを選択します。
- Alerts を開きます。
- 新規ルール または 新規ルールを追加 を押します。
- ルール名を入力します。
- トリガー条件を選びます。
- 必要な場合は閾値を入力します。
- 必要に応じて Discord Webhook URL を入力します。
- クールダウンを選びます。
- 作成 を押します。
プレイヤー数・FPS 条件で Metrics 収集が無効な場合は警告が表示され、ルールを作成できません。先に Metrics ページで収集間隔を設定してください。
クールダウン
画面では次の間隔を選択できます。
- 1時間
- 3時間
- 6時間
クールダウンは、同じルールが解消後すぐに再発火を繰り返すのを防ぐための待機時間です。
作成後に変更できない項目
現在の画面では、ルール名、条件、閾値、クールダウンは作成後に編集できません。変更する場合はルールを削除し、新しい内容で作り直してください。
ルールを確認・切り替える
左側の一覧には、ルール名、条件、閾値、有効状態が表示されます。ルールを選ぶと右側に詳細と履歴が表示されます。
有効・無効を切り替える
ルール詳細右上の 有効 または 無効 ボタンで監視状態を切り替えます。
有効なルールを無効にすると、発火中のインシデントはその時点で解消扱いになります。この操作による復旧 Webhook は送信されません。
ルールを削除する
ごみ箱ボタンを押し、確認ダイアログで承認するとルールを削除します。
履歴も削除されます
ルールを削除すると、そのルールに紐づくアラート履歴も削除されます。必要な履歴は削除前に記録してください。
Discord Webhook を設定する
Webhook は任意です。設定しない場合でも、条件の評価、アラート履歴、発火中の表示は利用できます。
作成後に設定・変更する
- 左側で対象ルールを選びます。
- Discord Webhook 設定 に URL を入力します。
- 保存 を押します。
- テスト送信 を押します。
- Discord にテスト通知が届くことを確認します。
未保存の入力値がある状態でテスト送信すると、その入力値を使って疎通確認します。
Webhook URL を空欄で保存すると、設定を解除できます。URL は Discord の正規 Webhook URL だけを使用できます。
復旧通知
復旧時も通知する を有効にすると、発火中だった条件が解消したときに Discord へ復旧通知を送信します。初期状態は有効です。
復旧通知には通知除外時間帯が適用されず、条件が解消した時点で送信されます。
通知除外時間帯
定期再起動やメンテナンス時間中の新規発火を抑止できます。
- 対象ルールを選びます。
- 開始時刻 と 終了時刻 を入力します。
- サーバー運用に合うタイムゾーンを選びます。
- 保存 を押します。
終了時刻が翌日になる日付跨ぎにも対応しています。設定できる除外時間は最大12時間で、開始と終了を同じ時刻にはできません。
除外時間中の動作
除外時間中は Discord 通知だけでなく、新しいアラートの発火自体をスキップします。すでに発火中の条件が解消した場合の解消処理と復旧通知は通常どおり実行されます。
除外を無効にする を押すと設定を解除できます。
アラート履歴
選択したルールの履歴には、次の情報が表示されます。
- 発火メッセージ
- 発火日時
- 復旧日時
- 発火中 または 解消 の状態
サーバーごとの直近100件が取得され、その中から選択ルールの履歴が表示されます。古い履歴は画面に表示されない場合があります。
発火中のアラートはサイドバーのバッジと通知センターにも反映されます。アラート画面ではルールと原因を、通知センターでは複数サーバーを横断した状況を確認できます。
判定できない状態
監視データが存在しない、古い、または監視ワーカーが停止している場合は、条件を「正常」とみなさず判定保留にします。
判定保留中は次の動作になります。
- 新しいアラートを発火しない
- 発火中のアラートを自動解消しない
- 新しい有効なデータを取得してから判定を再開する
障害中にデータ取得が止まっただけで「復旧」と誤通知するのを防ぐための動作です。
自動無効化
同じルールが短時間に繰り返し発火した場合、通知の暴発を防ぐためルールが自動的に無効になることがあります。
目安は、クールダウンの5倍の期間内に5件以上発火した場合です。自動無効化されると発火中のインシデントも解消扱いになります。
原因を確認して閾値や監視環境を見直し、必要であればルールを作り直すか再度有効にしてください。
推奨する初期設定
最初は次の構成から始めると、通知量を抑えながら主要障害を把握できます。
- サーバーダウン、クールダウン1時間
- RCON 不通、クールダウン1時間
- FPS 低下、運用上の許容値、クールダウン3時間
- 必要に応じてプレイヤー数上限・下限
作成後は各ルールの Webhook をテストし、定期メンテナンス時間を通知除外時間帯に設定します。
トラブルシューティング
プレイヤー数・FPS ルールを作成できない
- Metrics ページでバックグラウンド収集を有効にします。
- 対象サーバーの収集間隔が 無効 になっていないか確認します。
- 最初のメトリクスサンプルが保存されるまで待ちます。
Discord 通知が届かない
- Webhook URL を保存したか確認します。
- テスト送信 を実行します。
- Discord 側で Webhook が削除・無効化されていないか確認します。
- ルールが有効か確認します。
- 通知除外時間帯に入っていないか確認します。
- 条件が閾値と同じ値で止まっていないか確認します。
サーバーダウンを検知しない
- ルールが有効か確認します。
- 検知には連続確認が必要なため数分待ちます。
- サーバー編集画面の Query Port が実際の A2S ポートと一致しているか確認します。
- RCON だけが停止している場合は RCON 不通 ルールを使用します。
RCON 不通が解消されない
- ゲーム本体も停止している場合、RCON 不通ルールは判定保留になります。
- サーバーダウンルールの発火状況を確認します。
- RCON ポート、パスワード、
rcon.web 1を確認します。 - サーバー復旧後、次の監視周期まで待ちます。
ルールが勝手に無効になった
短時間に繰り返し発火して自動無効化された可能性があります。アラート履歴とクールダウンを確認し、閾値や通知除外時間帯を調整してください。